久しぶりに以前読んだ
ルドルフ・シュタイナーの本を
再読してみました。
神智学者であるシュタイナーの話は、
唯物論で溢れる現代では突拍子もないことで、
普通の人は、オカルティズムと思うかもしれません。
ですが、そこには、私たちの神秘や宇宙の神秘も
沢山書かれていて、真理があります。
やはり見えないことが
大切だと思わせてくれます。
わたしは、マナーズサウンドを学び、
音が形をつくること、
宇宙は音=振動で溢れていることを学びました。
そして、私たちは、宇宙からの振動の影であり、
宇宙からの振動で形作られたということを知り、
感動したものです。
そのことをシュタイナーも語っています。
それをご紹介したいと思います。
ルドルフ・シュタイナー
「内面への旅」より
ーーーここからーーー
今の聴覚器官は、物質界の音、または
音によって表現された言葉しか聴いていません。
これは聴覚を通して人間の中に流れ込むものの
最後の残りなのです。
かつては、この器官もを通して、
宇宙全体の壮大な運動が流れ込んだのです。
現在の私たちが地上の音楽を耳で聴くように、
太古の人間の耳には、宇宙の音楽、天上の音楽が
流れてきたのです。
かつての聴覚の中には、霊界からの神霊たちの
語らいが、天上の音楽となって流れていました。
そして、現在、人々が言葉により、
音声によって空気を形成するように、
神霊たちの言葉も神霊たちの音楽も、
形を生じさせました。
そういう形のもっとも貴重なものは、
次のように考察されます。
私たちが今、ひとつの母音、
例えばAの母音を響かせるとき、
空気がひとつの形を作りますが、
それと同じように、
宇宙の言葉からも神たちが宇宙に現れます。
そしてその形の最も貴重なものは、
人間そのものだったのです。
根源状態における人間は、
神的な言葉によって造られました。
神々が語りますと、
人間の言葉が空気に形を与えるように、
神々の言葉によって、宇宙そのものが形となって現れました。
かつて神々が語ることを通して
人間を地上に創造したように、
いつか人間は、語ることで、
自らを再生産できるようになるでしょう。
ーーーここまでーーー
一般的にダーウィンの進化論が定説ですが、
私たちは、人として現れたと考える方が自然です。
ダーウィンの説が本当であれば、今の世界は、
様々な進化途中の人間で溢れていると思います。
古代の人々は、
宇宙の音、神々の音が聞こえたので、
今にも残る、
ピラミッドなども作ることができたでしょうし、
音や植物でヒーリングすることが普通であり、
きっと今よりも色々なやり方を
知っていただろうと推測します。
自然と離れている現代は、文化や人も
退化をしていると感じずにはいられません。
話を戻すと、私はこの文章を読んで、
宇宙振動から派生した影である私たちは、
結局神であると思います。
それは、影とは「主体」についるもの。
影は、本質を表すものでもあるからです。
ちょっと宗教的に聞こえるかもしれませんが、
物理学や量子学とは突き詰めると、
結局宇宙に繋がるものなのです。
同時に、私たちの発する言葉や想いが
全てを創り出すため、日々美しい存在で
いることも大切だと思います。
惑星もそれぞれ独自の周波数を
持っていることは知られていますが、
宇宙の様々な音色を聞いてみたいものです。
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